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ゲーム実況者Ninja 生配信をTwitchからMixerへ プラットフォーム移動の影響は?

はいどうも! KouyaEntertainmentのKouyaです!

つい先日、Twitchで最も人気のゲーム配信者NinjaがTwitchで配信を辞め、別のプラットフォームである「Mixer」で配信をすることを発表しました。

内容は以下の動画でチェックできます

ジョークを交えながら、Mixerのみで配信していくということを発表しています。

Ninja氏はTwitchで最も多いフォロワーを持つゲーム実況者です。

そんな彼がTwitchで配信を辞め、別のプラットフォームで活動していくというのは、かなりビッグニュースであると言えるでしょう。



今回はこの超人気ストリーマーであるNinja氏が別のプラットフォームへ移動する影響について、
①既に起きている影響
②私なりの予想
についてお話していきたいと思います。

それではレッツゴー↓

TwitchとMixerの違い

まずは簡単にですが、TwitchとMixerの違いについてまとめていきます。

両方ともゲーム配信を専門としたプラットフォームで、TwitchはAmazonによって、MixerはMicrosoftによって提供されています。

現時点では配信者数、視聴者数ともにMixerよりTwitchの方が多いようです。


既に起きている影響

APPストアのランキングが急上昇

Ninja氏のゲーム実況のプラットフォームの移行のニュースの影響で

Mixerのダウンロード数が跳ね上がり、InstagramやTikTokを差し置いて数日で第3位にランクインしました(米ランキング)

TwitchやYoutubeが主流ですので、Ninja氏のプラットフォームの移行をきっかけにMixerのことを知った方がかなり多いのではないかと思います。

Google検索トレンドの急上昇

グーグルトレンドで調べてみたところ、Mixerの検索回数がかなり増えているようです。

ブルー:Mixer オレンジ:Twitch

発表からまだ数日しか経過しておらず、不完全なデータですのでここからさらにトレンドが上昇していくと考えられます。

MixerとTwitchのフォロワーランキング

Mixer フォロワー数ランキング Top100

Twitch フォロワー数ランキング Top100

Mixerのフォロワー数ランキングでNinja氏がたった数日で1位になりました。

この記事を書いている時点で、Ninja氏はまだ1度も放送していないにも関わらずフォロワー100万人を達成しMixerで1位のフォロワー数となりました。


一方でTwitchでもフォロワー数が断トツで多いNinja氏。
チャンネルは今も残っていますが、実質今のTwitchでは、Shroud氏が最もフォロワー数が多いチャンネルとなっています。

また、TwitchではNinja氏がフォロワー数1000万越え、2番目以降は600万人ほどだったので、今ではランキング上位がかなり競り合っている状態となりました。



Twitch衰退の可能性は?

ここからは筆者の根拠もない雑談となりますので、興味のある方はもう少しお付き合いください。


まず第一に、1番人気の配信者が他のプラットフォームに移動したからといって、Twitchにとってそこまで痛手ではないと思います。

なぜなら、Ninja氏の視聴者がNinja氏の配信だけを見ているわけではありませんし、他のストリーマーがNinja氏に合わせて報酬も無しにMixerへ移動するということは考えにくいからです。


つまり、現状のままだとすると特にこのまま変化はなく落ち着いていくと思います。

しかし、今回気になるのはMixerがNinjaに報酬を支払いプラットフォームを移動したというところです。

Ninja氏にとってプラットフォームを移動するという決断に至らせるには、かなりの金額が必要だったと予想されます。

もし今後、Mixerがストリーマーにとってより有利となるようなシステムでサービスを提供し始める、つまりより稼ぐことができる、となれば話は別です。

そうなればTwitchからMixerへ移動するストリーマーが増え、それに合わせて視聴者も移動する。という形でプラットフォームの過疎化が起こる可能性があります。


実は過去の事例としてニコニコ生放送とYoutubeでこのようなことが起きています。

ニコニコ生放送で一般のユーザーが生放送をできるようになったのは2008年。
Youtubeで生放送ができるようになったのは2011年。
サービスの開始時期という理由もあり、もともとは多くのユーザーがニコニコ生放送でゲーム実況などの生放送を行っていました。


しかし、Youtubeでの動画活動の盛り上がりによりYoutuberという呼び名ができたり、Youtubeの生放送のクオリティの向上などによりニコニコ生放送にはない様々な魅力がYoutubeにはありました。

そのためニコニコ生放送で生放送をするより、Youtubeの方が収益が良い・画質が良い・ユーザー数が多い等の様々な理由から、配信者は次々とニコニコ生放送からYoutubeへと移動していきました。


これが数人であれば良いのですが、超人気の配信者が軒並み移動し、視聴者もそれに合わせてYoutubeへ移動した結果、今ニコニコ生放送は衰退の一途をたどっています。


ちなみに
ニコニコ生放送の有料会員数のピークは2016年の252万人

そこからYoutubeへユーザーがどんどん移動し、2019年3月末時点で180万人まで減少しています。
ニコニコ大百科より



これらのことから、Mixerが配信者にとってよりよいサービスを提供するようになれば、TwitchからMixerへ人が移動することが考えられます。

しかし、Twitchは現状かなりクオリティが高いサービスを提供しているためMixerがTwitchを出し抜くことはかなり難しいと筆者は考えております。

最後に

今回のNinja氏のプラットフォームの移動は、Mixerにとってニュースで話題になり多くの人に認知してもらうという点で良かったのではないかと思います。


ゲーム実況がかなり盛り上がっている昨今、Youtube・Twitch・Mixerなど様々なプラットフォームの争いはかなり激しくなっています。

今後もさらに便利な機能が搭載されていくと良いですね。

それでは見て下さってありがとうございました!

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